STAGE DE BOULANGERIE

January 6, 2016

私は、フランスのパン屋で働きたくて、友人の紹介や、自分でもメールで問い合わせるなどしてフランス国内で働けるところを探していました。

そんな折、友人が、以前アヌシーに語学留学してた時に知り合ったパン屋のオーナーシェフを紹介してくれました。

彼女もそのお店で働くことを希望していたのですが、ワーキングホリデーのビザが取れなかったので断念し、私に話を持ちかけてくれました。

 

私はすでにワーキングホリデーのビザを取得できる年齢をオーバーしてしまっていたことと、渡仏目的がパン屋で研修という形で、仕事に加わりながらパン作りを学ぶことだったので、語学学校に通うことは考えていませんでした。

また、最近では学生ビザを取ることも難しくなっているという話を聞いていたので、3ヶ月の観光ビザで入国し、研修させてほしいという内容を、オーナーシェフには伝えていました。

学生ビザなどを取得していれば、アルバイトとして給料をもらうことも可能だったかと思うのですが、学生ビザを取得するためには、まず語学学校に入学することが必要です。

私はその分の費用がかかることなどを考え、無給で構わないからという内容も沿えて、連絡をしていました。

 

彼はそのことを理解し、快く受け入れを了承してくれていたのですが、出発直前になって、彼からメールが来て、

「君は学生ビザ、もしくはそれに代わるようなものを持っているか、君が働くには、そのような証明書、またはビザが必要だから、何とかならないか」というような内容のメールが来ました。

彼がいうには、彼の会計士から、賃金をもらわず、ただ研修するだけでも、私が何らかの身分であるものを証明するものが必要であるということを、直前になって伝えられたということでした。

 

突然の事態に私たちはどうすることもできず、マークに相談させてもらったという経緯なのですが、そこで、私はスタージュというものがどういうものかを知り、フランスがその法律に基づいて、厳しく雇用を管理しているということを理解しました。

 

高い失業率のフランスにとって、雇用は大きな問題です。

そのような背景のもと、自国民を押しのけて、海外の人間が賃金を得るというのは、いかがなものか、そこは入国に際し、制限していこうというのが近年の就労ビザや学生ビザの取得が困難になっている要因のようです。

私のように、無給で研修を受けると約束していても、雇用状況を管理するフランスの役所の人間からすると、そんなことは分からないわけで、研修を受けさせてくれるオーナーとしては、やはり公の証明書が必要なわけです。(私のオーナーもこのようなことを把握していなかったことが、出国前にバタバタしてしまった原因かと思うのですが・・・)

 

もし私のようなものが無断で働いていることがわかった場合、オーナーとお店には厳しい処分があるようで、パリでは実際にそのような事例がたくさんあり、日本人が働けなくなったパン屋やパティスリーがたくさんあるということを、マークから聞かされました。

 

実際、私が研修を受けていた際にも、役所のスタッフが、雇用状況を確認しに来るということがありました。

 

長々と書きましたが、このような事情がある中で、わたしのような者が働くためには、スタージュという制度に則り、きちんとした手続きをとった上で働くことが必要だったのです。

 

スタージュは、雇用主と生徒と、学校の3者間の契約となっているようで、結果的には私は語学学校に入学することが必要でした。

わたしのように、スタージュの制度が、まずどちらかかの学校に属して初めて成立するものだということを知らない方がいるのではないかと思います。

 

それ以後の手続きは、マークがすべて迅速に手配をしてくれました。

 

どうすることもできない中で、彼は休暇前で忙しいにも関わらず、すぐに対応してくれ、何とか私が無事に研修を受けれるようにしてくれました。

マークでなければ私はフランスに来ることも、研修を受けることもままならなかったと思います。

彼には本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

 

 

 

 

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